黒猫あんみつ

タイトル通り黒猫とあんみつが好きです。

『アイ・アム まきもと』 水田伸生

『アイ・アム まきもと』を観た。前半のまきもとさんのミニマルな生活はおもしろかった。特に何かするわけじゃないけど中年の独身男性の仕事をしているところや部屋で飯をつくったりしているところを観るのは、なぜだか楽しい。ラストが納得できないというか、まきもとさんが亡くなるのは嫌だった。こんな唐突に亡くなるのはどうかと思う。かなり不自然に感じた。

東京散歩 ー芥川龍之介をめぐってー

ふと思い立って、芥川龍之介に関連する土地を巡ってみることにした。作品への理解が深まるかもしれないと思った。まず田端駅で降りて、田端文士村記念館に行った。ここには芥川龍之介の原稿や手紙や葉書などが展示されていた。こちらの記念館で田端周辺のマップを頂いたので、それを見ながら芥川龍之介旧居跡を目指した。徒歩10分くらいのところにそれはあった。いまは空き地となっており、令和8年に芥川龍之介記念館が完成予定である。田端駅に戻り、ふたたび電車に乗り、巣鴨駅で降りた。巣鴨商店街をぶらぶら歩き、とげぬき地蔵に手を合わせた。ここは旧中山道が通っており、昔はこのあたりで旅人が種を買って国にもって帰っていたらしい。染井霊園で二葉亭四迷の墓を見たあと、隣接する慈眼寺に行き、芥川龍之介の墓参りをした。行った前日が芥川龍之介の誕生日だったから、花が供えてあった。中国語で書かれた芥川の本も備えられていた。じーっと墓石を見てしまった。曇ってはいたが、晴れていて、風があって、卒塔婆がバタバタと音を立てていた。斜向かいにあった谷崎潤一郎の墓にも手を合わせた。来た道を戻り、また電車に乗って日暮里駅で下車した。谷中墓地にある新原家の墓を見た。探すのに苦労した。この墓に眠る芥川のじつの両親や、七歳で亡くなった姉のことは、『点鬼簿』という作品に詳しく書いてある。それから御徒町まで電車で行った。懐かしいお店に立ち寄り、たい焼きを食べた。まだ腹が満たされなかったので近くの王将に入った。炒飯、ラーメン、餃子を頼んだが、餃子が出てくるのが遅かった。できれば炒飯を食べながら、餃子を食べたかった。日比谷線仲御徒町駅から、八丁堀駅を目指した。八丁堀は、以前勤めていた会社があって、その建物はまだ存在していたが、たまに行っていた飲食店は潰れていた。コロナで客足が遠のいたせいではないかと思った。私はここで働いていたときに、東日本大震災を経験した。ちょうど本をコピーしていたときだった。揺れのせいで、社内はぐちゃぐちゃにいろんなものが散乱した。私はここから徒歩で10時間以上かけて、住んでいる場所から車で30分で行けるくらいの場所まで移動した。このたび八丁堀に行ったら、本の森ちゅうおう(中央区京橋図書館中央区立郷土資料館)というお洒落な建物が建っていた。私はそれを横目に芥川龍之介誕生の地の案内板まで歩いた。聖路加国際大学の目の前にそれはあった。いまでは想像もつかないが、このあたりはかつて実の父親が経営する牧場があった。私はそれから築地本願寺酒井抱一の墓や、築地市場跡を訪れてから、銀だこ一号店でたこ焼きを買い、ベンチで食べた。食後、しばらく休憩してから、東銀座から電車に乗り、家に帰った。

 

1月に横須賀に行く用事があって、たまたま見た『蜜柑』の文学碑から、芥川に関心を持ち、数ヶ月後、墓参りをしてみようと思うまでに至った。我ながら驚いている。『蜜柑』は短編であるが、非常に細かく「私」の心理を描写をしていて、読みごたえがある。

 

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芥川龍之介のことを考えながら、ひとりで焼肉を食べた。

久しぶりに焼肉を食べた。駅前の銀行で通帳記入をして、腹が減っていたので、近くの牛角に入った。15時頃だったので空いていた。店員さんは夜の宴会の準備で忙しいらしく、愚痴を言いながら、厨房で慌ただしくしていた。ひとりで静かに食べていると店員さんたちの言動が気になってしまう。店員の女の子には食い放題、ソフトドリンクの飲み放題でお願いしたのに、ソフトドリンクの飲み放題になっていなかったらしくて、飲み物を追加したら、お金が加算されていて、びっくりした。しかし、不思議と腹立たなかった。イライラすると疲れるし、高いサービスを求めてもいない。注文した料理はすぐに運ばれてきたし、空いた皿はさっと下げてくれた。私はライスを三回おかわりした。サンチュを肉に巻いて、ライスと一緒に食べた。最後はブルーベリーがのっかったヨーグルト味のアイスを食べた。

 

先日、横須賀に行って芥川龍之介の『蜜柑』の文学碑を見てからというもの、彼の作品を朗読で聴くことにはまっている。『蜜柑』、『秋』、『悪魔と煙草』、『河童』、『仙人』、『あばばばば』、『歯車』、『点鬼簿』、『戯作三昧』、『年末の一日』などを聴いた。芥川龍之介の文章は、朗読に向いていると思う。映像が浮かんでくる。心理が細かく書いてあるから面白い。

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フェブラリーステークス 2024年

フェブラリーステークスを観に行った。東京競馬場に到着したのは9時くらいだったが、第2駐車場はすでに満車。第1駐車場には停められた。

フェブラリーステークスは大荒れだった。共同通信杯よりも荒れた。私の本命はムルザバエフ騎乗のドゥラエレーデだった。ドゥラメンテ産駒がやってくれそうな気がしたが12着だった。それにしてもドンフランキーは大きかった。「ドンちゃん」と呼ぶ女性たちがパドックにいた。黄色い声援を受けていて、なんだか羨ましかった。592kgで9着なら上出来じゃないか。スタートから逃げていたのも、迫力があって観ごたえがあった。

いつも気になっていたパドックそばの唐揚げ屋で唐揚げを買った。1100円で高かったが、にんにくがきいていてボリュームがあって、うまかった。

ゲストプレゼンターは柔道の阿部一二三さん、阿部詩さんだった。

 

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共同通信杯 2024年

今年も共同通信杯を観に行った。大荒れだった。私はディーマジェスティ産駒のディマイザキッドを応援した。4着だった。次の皐月賞も私はこの馬から行こうと思う。

競馬場の真ん中にはじめて行ってみた。この場所はキッズガーデンというらしい。その名の通り、子供がたくさんいた。アスレチックがあり、トランポリンがあり、ドクターイエローが走っていた。

それからパドックそばで、もつ煮込みや、G1焼きを食べた。モツ煮は臭みがなくておいしかった。

ゲストプレゼンターはオートレース選手森且行さんだった。

 

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